閃光のナイトレイド 評価

閃光のナイトレイド。全話のコメンタリーも聞いていたのでおそくなりました。
アニメノチカラ三部作です。ソラノヲトから続く第二弾です。ちなみに第三弾の世紀末オカルト学院はリアルタイムで見てました。
 件のナイトレイドですが、まあネットでは評判が良くないですね。そりゃそうですよ。スパイ、特殊能力モノなんてきいたらそりゃ厨二病全開(?)のDTB(Daker than Blackスペルあってる? 視聴済み)思い出しちゃいますね。

 閃光のナイトレイドを一言で表すと
"未放映分が二二六事件です"
という端的な一言で終わることができます。氷菓ですら(?)白ビキニのプール回というのに。

 つまり、上の言葉を聞いて興味があればぜひ見て下さい。興味がなけれはみない方がいいです。それ以外の要素 があるとすれば……まぁ珍しい両目の"泣き黒子"要素ぐらいです。

 中身自体はいくらなんでもワンクールでよくここまで詰め込んだなと言えるぐらいの要素。超能力者に始まり原爆までたどり着いてしまいます。いくらなんでも詰め込みすぎです。そのせいか視聴者はそのあふれる情報を整理するのに精一杯にならざるを得ません。

 さらに、この時代について学校の教育でもあまり触れられません。戦国時代が好きな人は多いですが、日清日露戦争後から第二次大戦までなんて満州事変ぐらいしか一般の人は知らないでしょう。
 ここで、通化通州事件を取り上げたら、それはそれですごいとは思いましたが……。

 ナイトレイドという作品はと にかくマーケティングに失敗したと言っていいでしょう。制作者側はリアルなスパイものを作りたいと声優陣に中国語やらドイツ語ロシア語まで喋らせています。
聞いた瞬間になんて綺麗な普通話(プートォンホォア、中国語における標準語)と思いましたが。
 なんと時間の半分くらい字幕で進んでしまう回だってあります。

 それに対して、視聴者側の多くがスパイ、超能力という単語を聞いて上記のようなものではないと想像してしまった。
 当時の番宣はわかりませんが、制作者と視聴者とのギャップが評価をより下げてしまったのでしょう。シナリオもどこが見たような話であり、どこで盛り上がるのかと思っているといつの間にか終盤で、ここか ?! と思う頃には終わってしまいます。